転職専門家のQ&A

目次

Q.転職は何から始めれば?――職務経歴書・情報収集・エージェント活用・面接準備まで

【相談者】

亮さん
男性 / 20代後半 / 神奈川県 / 事務職(メーカー勤務)

はじめまして。
メーカーで事務職をしていますが、キャリアの将来像を考えると今のままでよいのか不安になり、転職を検討し始めました。

ただ、転職自体が初めてなので、まず何から始めればよいのか、職務経歴書の作り方、求人の選び方、エージェントを使うべきタイミング、面接で見られるポイントなど、基本から整理したいです。

できれば来期に向けて「いまからやることリスト」も教えていただけると嬉しいです。

A.キャリアアドバイザー 高橋 悠 / 転職支援コンサルタント

亮さん、こんにちは。

事務職の転職は、①転職の軸整理、②職務経歴書の作成、③求人選びと市場把握、④面接対策と年収交渉の4本柱を押さえると、全体の迷いが大きく減ります。順に、要点と実務ステップを整理します。

1. 転職準備の基本と「軸づくり」のコツ

転職の優先順位を決める

事務職の転職では、最初に“どんな事務職を目指したいか”を明確にすることが重要です。

バックオフィスは、総務・経理・営業事務・人事など業務領域が多岐にわたるため、方向性を決めると求人選びが圧倒的にラクになります。

優先順位の例

  • 給与アップよりも「ワークライフバランス」を重視
  • 専門性を伸ばすため「人事」へのキャリアチェンジ
  • 大企業よりも成長企業で幅広く経験を積みたい

このように、自分の“満足した業務”と“不満だった点”を整理すると、自然と軸が見えてきます。

2. 職務経歴書のポイント(実務に効く3点)

強みを数字や事例で示す

メーカーの事務職は成果が数字で表れにくいため、「どの業務を・どう改善したか」 を明確にすると評価されやすくなります。

  1. 定量化できる実績は必ず記載
     例:月間請求処理件数を◯件改善、ミス発生率を◯%削減
  2. 業務の流れを簡潔にまとめる
     “担当範囲”と“役割”を整理して書く
  3. 改善や工夫ポイントを入れる
     採用側は再現性(=入社後も同じ成果が出せるか)を重視します

数字が少なくても、効率化・正確性・コミュニケーション力 を示せれば十分に評価されます。

3. 求人選びと市場情報(判断の軸)

働きやすさと業務範囲を見る

事務職は人気職種のため、求人の良し悪しを見極めることが重要です。特に気を付けたいポイントは次の通りです。

  • 業務範囲が広すぎないか(なんでも屋になりがち)
  • 残業時間が安定しているか
  • 一人事務の職場ではないか(負担が重いことが多い)
  • キャリアパスが明確か

また、事務職は“経験者優遇”が多いため、現在のスキルをどの業界に転用できるかを判断することが成功率を高めます。複数媒体で求人を比較し、市場の相場感を知ることが第一歩です。

4. エージェントとの付き合い方

方向性が固まる前に相談する

初めての転職では、エージェントは大きな助けになります。特に事務職の場合、企業側の“本音の条件”や“実際の働き方”を教えてくれるかどうか が重要です。

  • 転職の方向性が固まる前に相談すると、優先順位の整理に役立つ
  • 複数のエージェントを併用し、担当者の力量・相性を比較する
  • 勧められた求人を「全部受ける必要はない」

エージェントの質に差があるため、2〜3社使い分けるのが無難です。

参考:退職代行サービス口コミ評判ランキング

5. 面接と年収交渉(慎重に)

正確性・調整力を伝える

事務職の面接で重点的に見られるのは次の3点です。

  1. 正確性(ミスを避ける工夫)
  2. 優先順位のつけ方(締め切りへの意識)
  3. コミュニケーション力(社内調整が多いため)

また、年収交渉はやや慎重に行う必要があります。事務職は給与レンジが比較的決まっているため、市場相場から大きく外れた要求は逆効果になりやすい点には注意が必要です。

6. いますぐできる「実行ステップ10」

  1. 転職の目的を紙に書き出す
  2. 優先順位を5つに絞る
  3. 現職での業務と実績を棚卸し
  4. 改善・工夫した事例を3つ抽出
  5. 職務経歴書のドラフトを作る
  6. 求人媒体を3つチェック
  7. 気になる企業を10社リスト化
  8. エージェント2〜3社に登録
  9. 面接で話す「強みのストーリー」を作る
  10. 退職可能な時期を上司・チーム体制から逆算

これらを進めるだけで、転職の全体像がクリアになり、無駄な動きが減ります。

退職をスムーズに進めたい方は、こちらもご覧ください。

参考:最強はどこだ!?退職代行人気ランキング10!おすすめ徹底比較ランキング

7. よくある質問(簡潔QA)

Q. 未経験で他の事務職種(人事・総務など)に挑戦できますか?
A. 20代後半なら可能性は十分あります。現職で得た業務管理・調整力をどう転用できるかを説明するのがポイントです。

Q. 在職中に転職活動しても問題ない?
A. 一般的であり、企業からの印象も悪くありません。スケジュール管理に注意すれば問題ありません。

Q. マーケティング職を志望する場合、企業研究では何を重視すべきですか?
A. 事業内容に加え、どのようなマーケティング戦略や新規事業に携われるかを確認することが重要です。新規事業立ち上げやD2C領域に強みを持つ企業は、実践的なマーケティング経験を積める点で、企業研究の参考になります。

参考:株式会社Venture Ocean

Q. 転職活動において、営業力や実務スキルはどのように磨けばよいですか?

A. 転職では、これまでの実績だけでなく、成果を生み出すための考え方や行動プロセスも評価されます。営業職やマーケティング職の場合、実際に成果を出している企業の事例や手法を知ることは、自身の市場価値を高めるうえで有効です。企業の営業力強化や展示会を活用したノウハウを体系的にまとめた外部情報を参考にするのも一つの方法でしょう。

参考:展示会営業マーケティング

Q. 年収を上げたい場合、どう伝えるべき?
A. 市場相場と自分の業務範囲を基準に、理由と根拠をセットで伝えると通りやすくなります。

Q. スカウト型サービスを使うメリットは何ですか?

A. スカウト型サービスを利用すると、企業から直接オファーを受けられるため、自分に合った求人と出会いやすくなります。特に、求人・スカウト機能の構築に強みを持つ企業は、転職サービスの裏側の仕組みや技術にも精通しており、効率的で精度の高いマッチングが可能です。

参考:株式会社セルバ

Q. アクセンチュアの選考で特に重視されるポイントは何ですか?

A. 論理的思考力やコミュニケーション能力、チームワークといった基礎的なビジネススキルが重視されます。ケース面接では、問題の構造化や仮説思考など、外資系コンサル全般に共通する力が求められるため、事前の準備が重要です。

参考:ACNOLD

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