住宅ローンの繰り上げ返済と資産運用はどちらがいいのか？

Question

40歳既婚男性です。住宅ローンの繰上返済に関する質問です。子は、3歳と11歳。収入は私のみです。2014年に4120万、変動金利、35年の住宅ローンを組みました。変動金利は現在年0.95%です。現在の残高は、約3250万です。住宅ローン減税があるので、繰上げ返済は一度もしていません。2024年に住宅ローン減税の期間が終わったら、繰上返済しようと思っていたのですが、繰上返済するよりも、同じ金額を積み立てて運用した方がいいのではないかと気になってしまいました。繰上返済するよりも、同じ金額を積み立てて運用していくほうがよい場合はあるのでしょうか？もし、あるとするなら、それは住宅ローンの金利と積立の目標利率をどのように比較すれば目安になるでしょうか？専門家の皆様のご意見を伺いたく。よろしくお願いいたします。

高橋 · Accepted Answer

2024年に住宅ローン減税の期間が終わったら、繰上返済をするという方針を立てて、計画的に対応をされていらっしゃるのは、賢明なご判断だと思います。その2024年以降に、繰上返済ではなく、積立運用が良いのではないかという点についてですが、一番確実に進めていく方法は、やはり繰り上げ返済になるかと存じます。理由としては、繰上返済はその実施金額について確実に0.95％分のメリットが生じるためです。積立運用した場合は、中長期的には資産形成に寄与する可能性が高いですが、短期的には必ずしも0.95％以上の利益が出るとは限りませんので、確実に利益を確定させることを優先するなら繰上返済をするべきです。ただ、運用というのは経験値が大きくものをいいますので、今後の資産形成を睨んで一部の金額を積立運用に回すという選択肢も考えても良いのではないかと思います。

鈴垣 · Answer

ringyouさん、はじめまして。ファイナンシャルプランナーの鈴垣です。住宅ローン控除終了後に繰り上げ返済を行うか、積立をするかの判断としては、今後の金利動向によると考えます。基本的にはローンの金利と投資の利率は相反関係になりますので、今後金利が上昇するとすれば利率は下がりますので、その時点で繰り上げ返済を行うほうが有利です。反対に金利が下がると利率は上がりますので、運用した方が有利となります。現在の金利は稀にみる低金利ですので、今後は現在より金利が下がる可能性は低いと考えます。現状のまま、もしくは上昇することもあり得ますので、そうなった場合は繰り上げ返済を行うほうが有利となります。ただ、住宅ローン控除が終了するのは現在から2年後ですので、その間に金利が大幅に上昇することは考えにくいです。ですので、控除終了後もローン返済を継続し、運用を行い、金利が上昇局面になった段階で繰り上げ返済を実施するのがいいと思います。以上、参考になさってください。

住宅ローンの繰り上げ返済と資産運用はどちらがいいのか？

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高橋 / ファイナンシャルプランナー

鈴垣 / ファイナンシャルプランナー

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