生前贈与などどのように相続したほうが一番メリットがあるのか

Question

親所有の分譲マンションを相続しようとしているのですが、生前贈与などどのように相続したほうが一番メリットがあるのか教えていただけますでしょうか。また、本物件は私が数百万円の立て替えてを行い、リフォームしています。リフォームの建て替え費用が相続に影響するのかも知りたいです。物件価値は2000万～3000万くらいです。

原 · Answer

SUKEさん初めまして。ファイナンシャルプランナーの原です。ご質問に回答させていただきます。一般的には、税金の側面から考えた場合、相続より贈与の方が税金が多く収めることになる場合が多いです。基礎控除を比較してみましょう。贈与税＝１１０万円（１年間）相続税＝3,000万円＋600万円×相続人に数このように贈与より相続の方が税金は納める額としては少なくなる場合が多いです。今回、物件価値が2,000万円～3,000万円ということであれば、相続で資産を移した方が節税効果になります。次にリフォームに関してです。建物の相続時の算定に使うのが固定資産税評価額になります。結論から申し上げますとリフォームを行うことで固定資産税評価額が増大するかというと、ほとんどありません。しかし、リフォーム工事が「増設」になった場合は延床面積に変化があるため、固定資産税評価額は増大する可能性は高くなります。以上になります。ご参考にしていただけますと幸いです。

内山 · Answer

マンションの譲渡時にかかる税金は、少なくしたいと考えますが、マンションを生前贈与するにしても、相続するにしても税金はかかってきてしまいます。生前贈与の場合は110万円を超えたら贈与税がかかってきますが、相続時の基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」となっているので、この範囲内にマンションを含むすべての相続財産がおさまれば、相続税を払わずにマンションを譲渡できます。また、贈与時に相続時精算課税を利用することで、合計2,500万円までの贈与について非課税となっているので、2,500万円を超えた部分には一律20%の税率で課税されます。ただし、相続時精算課税を使って贈与しても、相続発生時に相続税の課税対象として贈与者の財産に戻して精算されます。つまり、結果的に後から税金がかかることになりますので、相続税対策にはりませんが、相続時に他の財産がないという場合には有効になるので検討の余地はあります。また、親の財産に子がリフォーム代を捻出した場合は、子から親の贈与と捉えられることもあります。ご参考いただければ幸いです。

生前贈与などどのように相続したほうが一番メリットがあるのか

専門家の回答

2名の専門家から回答があります

原 / ファイナンシャルプランナー

内山 / ファイナンシャルプランナー

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