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Q

実家の相続を兄弟間でどう均等に分配すればいいでしょうか?

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machahiro15さん
男性 / 30代 / 兵庫県 / 経営者・会社役員

私は現在33歳(既婚)です。 両親共にまだ健在ですが、数年前に定年退職し、「そろそろ終活を始めないと」と考えておりました。 実家は某県の県庁所在地にある1000坪ほどの敷地面積のある一戸建なのですが、両親が死んだあとは特に誰も住む予定がありません。しかし両親は自身の死後も他人に売却してほしくないそうです。 私には兄と弟がおり、おそらく3人で相続することになるのですが、あまり仲がよいともいえません。 両親の資産は公平に分配すべきだと先日少し議論になりましたが、お金ならともかく、土地と家をどう均等に相続すればいいのでしょうか? 金融資産はあまりなく、相続財産の大半は土地なので、分け方がわかりません。よろしくお願いいたします。

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長谷川 實 / ファイナンシャルプランナー

ファインRアドバイザー

千葉県 > 市川市

machahiro15様 実家の相続ですが、段階があります。 まず、お父様が亡くなられて、お父様の財産をお母様とお子様3人が相続する。(1次相続) 次に、お母様が亡くなられて、お母様の財産をお子様3人が相続する。(2次相続) なお、逆の場合は、通常、財産の大部分がお父様の所有なので、相続は1回で終わりますので、これについては、言及しないことにしたいと思います。 1次相続の際に、お母様に実家の自宅をどう配分するかがポイントになります。 ① 最近民法が改正され、ここ1~2年のうちに施行されますが、配偶者居住権という配偶者(大方は妻)を守るための新たな権利が創設されました。そこで、1次相続時に、相続人間の協議で、配偶者居住権を認めると配偶者は自宅に居住することができ、実質的に自宅を処分できなくなります。 2次相続時にお子様3人が配偶者居住権の消滅した自宅を処分することになります。 ②しかし、1次相続時に、相続人間の協議で、お母様が現金などを相続され、お子様3人が自宅を相続することになれば、お子様3人が自宅を処分することができます。 ③1次相続時に、相続人間の協議で、お母様及びお子様3人が自宅を相続することになれば、相続人4人で自宅を処分することができますが、お母様がご存命中には、その処分が難しいと思われます。 2次相続時に、お母様の自宅の持分をお子様3人が相続することになれば、従来の1次相続分と合わせてお子様3人が自宅を処分することになります。 どのように持分を決めるかは、相続人の協議によります。 次に処分の方法について以下に記載します。 お子様3人の持分が均等の場合は、 ① とりあえず共有にして、後日共有財産を処分する。(共有分割後、換価分割) ② 自宅を誰か1人が所有して、他の2人に持分相当の代金を支払う。(代償分割) ① は共有なので、処分時に種々の処分経費の支払、税金の分配(処分時に売却益※が生じる場合)、処分代金の分配が必要で手続きが煩雑になります。処分までに時間がかかり、お子様の1人でも死亡するとその相続人が共有者になりますので、権利関係、手続きがさらに複雑になります。一般的には、すぐに売却できるなど、共有期間が短い場合には問題が発生しないと思われますが、共有期間が長い場合に問題先送りの方法なのであまりお薦めできません。 ② は持分を1人に集約するので、手続きは簡単ですが、売れるまでは他の2人に支払う資金(借入れ)が必要となります。また、処分時に売却益※が生じる場合は、それに対する税金が発生しますので、その処理についても事前に協議が必要です。また、名義だけ先に処理した場合、持分代金が支払われない等の問題を避けるため抵当権をつけるなどの措置も必要です。 ※売却益は、売却代金-取得価格-売却経費=売却益となります。代々引き継いだ自宅で取得価格が分からない場合は売却価格の5%を取得価格とみなします。つまり、95%が売却益となります。20%(長期保有5年超)~39%(短期保有5年以下)の税金がかかります。 居住用の自宅の売却益が3,000万円以内の場合、特例措置を適用すれば税金はかかりません。

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machahiro15 さん

共有分割することも視野に入れておりましたが、やはりおっしゃるとおり「問題の先送り」にしかならないですね。 代償分割のほうがまだ揉めにくい分、家族のためかと思いました。資金を準備することが最大のネックですので、取引のある金融機関に相談したいと思います。 ありがとうございました。

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大類 / 家計アドバイザー

はじめまして、司法書士有資格者の大類と申します。 ご質問いただき、ありがとうございました。 元司法書士の立場から回答させていただきます。 遺産の相続方法に関してのご質問ですね。 めぼしい相続財産が「1000坪ほどの敷地面積のある一戸建」とのことですが、所有者はお父様おひとりということでよろしいでしょうか? とりあえず、上記の過程で回答させていただきます。 まず、「平等に相続する」ということを優先するのであれば、ご兄弟三人が「持分3分の1」でそれぞれ相続するというのも法律上可能です。 不動産は民法上、制限された所有権として、「持分」で複数の人間が共有することができるからです。 この方法であれば、不動産を売却することなく、完全に平等な形で相続することが可能です。 もちろんお父様の相続に関しては、お母様も相続人となられるでしょう。 その場合には、相続財産である不動産の「6分の1」を持分として、ご兄弟がそれぞれ相続することになります。 その他、お父様に遺言書を作成していただくというのも有効な方法だと思います。 ご両親が亡くなられた後に、遺産相続でご兄弟が争うことなど、ご両親も望んではおられないでしょう。 ご両親のご意向をベースに、ご兄弟が納得のいくような遺言書を作成していただくのも選択肢のひとつではないでしょうか。 参考にしていただければ幸いです。

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内山 / ファイナンシャルプランナー

相続は相続人の間でしっかりと話し合い、みんなが納得しなければ揉め事の原因になります。できるならば、お父様が生きている間にお父様を交えて相続に関して話し合うのが1番いい方法になります。 土地や建物の不動産は、住まないのであれば、現金化して均等に分けることが多いですが、売却しないのであれば話はかわります。 そのまま名義を3分割で共有してしまうと、仮にのちに売却するにも、困った問題も多々でてきます。そこで「代償分割」と言う方法で、誰が1人が代表して相続して、他の相続人に代償金を払うのが不動産のよくある相続方法になります。 ただし、これををするには他の相続人に分けるための現金・資産が必要です。やはり、売却して現金化しなければ相続でもめることになるとお父様にも話しをされた方がいいかもしれません。

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