他部屋と同金額に減額されないようでしたら、調停での協議しか方法はないのでしょうか？

Question

2013年6月より　今の賃貸アパートに60000円、共益費5000円の契約で住みはじめ、2021年4月初旬に仲介不動産会社へ、大家さんに家賃減額を求めたいと相談しました。すると、その後、その不動産会社から「大家さんは減額する、と言っている。当社が入ると手数料がかかるので、大家さんと直接話してください。」と連絡がありました。減額希望の理由は、近隣同程度物件が、53000円と3000円で募集されていたのと、私のアパートは築23年、入居して8年になり、他の部屋の（全室同じ広さ）募集が5.5万円、共益費4000円で2部屋募集されていたのを2020年10月に知ったからです。総戸数12部屋のアパートで　当時、空室は4部屋あるように見えました。早速、大家さんに電話してみると、開口1番に「下げる気はない！引越されますカァ！」とかなり、高圧的でした。私は、当アパートの現募集には　ふれずに、近隣同程度物件の募集価格を伝えて、ご検討をお願いしました。4月末までには、大家さんから連絡する、とおっしゃったのですが、音沙汰なしです。仲介不動産会社様にこのことを相談すると、減額の期待を持たせる伝え方をしていたらお詫びします、減額交渉は職業人生の中で聞いたことがない、希望の家賃のとこへ引越したら？、このオーナーはそこまでこの物件に愛情はない、昔からオーナーのほうが強いのが慣習、過去に別オーナーのマンションの長年居住者が減額交渉をしたが、聞き入れられず、現募集の減額家賃の同建物の別部屋に引越したくらい、などと意見されました。オーナーへ、初めは「減額する」→「下げない！」の意図を聞いてみましょうか？とも言われましたが今のところは、何もしないことを頼みました。今後、大家さんから連絡がないように思うので、こちらから連絡してみますが、他部屋と同金額に減額されないようでしたら、調停での協議しか方法はないのでしょうか？裁判所を使うと紛争を思い起こすので、同部屋や他部屋への　新規入居契約をお願いした方が良いのでしょうか？

内山 · Answer

家賃交渉は成功する確率はそこまで高くはありません。ほとんどの場合は、入居時に家賃が決まりますので、入居時のタイミングで家賃を減額交渉することになりますので、住み続けて家賃交渉するのは余程のことがない限り難しいと言えます。家賃の最終決定を下すのは大家さんですが、大家さんの性格にもよりますので、直接交渉するより、不動産会社に交渉してもらう方がいい場合もあります。その方法は不動産仲介会社を味方につけて、「新規入居者が少ないので、引っ越しをされるよりも値下げしてでも住み続けてもらいましょう」と不動産仲介会社から大家さんに伝えて、値下げをしてもらうことになります。減額されないから裁判でというのは無駄なような気がします。今回のケースでは、直接のやり取りをするよりも不動産仲介会社に仲介してもらった方がいいかもしれません。それでも効果がない場合は、引っ越しを検討された方が長い目で見ると賢明かもしれません。ご参考いただければ幸いです。

高橋 · Answer

ご事情を拝見しましたが、かなり以前からお住いであることを考えると、十分減額交渉の余地はあるのではないかと感じました。仲介業者に依頼をすると手数料がかかるとのことですが、一旦大家さんが仲介業者に家賃引き下げの可能性をほのめかしたのであれば、その事実と、４月中に連絡をするとの発言を取っ掛かりにして、仲介業者から交渉してもらってはいかがでしょうか。相応の手数料が発生したとしても、家賃引き下げが実現するのであれば、その方が得策かと思われます。もし、ご自身で交渉される場合は、電話ではなく直接面談しての話し合いの方がよろしいのではないかと思います。電話だとどうしても行き違いがあったり、大家さんもかなり強気に出たりしがちです。最終的に、いずれの交渉も不調となった場合は、調停による決着というのも有効な手段です。裁判所への手数料はそれほど高くありませんし、中立的な立場の調停委員が間に入ることで話はまとまりやすくなります。大変かと思いますが、検討してみてください。

他部屋と同金額に減額されないようでしたら、調停での協議しか方法はないのでしょうか？

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内山 / ファイナンシャルプランナー

高橋 / ファイナンシャルプランナー

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